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レンタルサーバーの無料バックアップ機能比較

レンタルサーバーのバックアップ機能は、サイトのデータが消えたり、ハッキングでサイトが改ざんされるなど不測の事態が起きた時に頼りになる機能です。
レンタルサーバーのバックアップ機能は、データベースのバックアップは取得・復元は無料だけどサーバーのファイルは復元するのは有料の追加オプションということが多く、復元するのは結構高額でした。レンタルサーバーのディスク容量が増えてきたのでバックアップを取るとその何倍も容量が必要になるからだと思います。
そのため、自分でプラグインを使ってサイトのバックアップを取るというのが一般的でした。
しかし、Xserverがバックアップがついに無料化したため、現在ではほとんどのレンタルサーバーのバックアップ機能が無料で使えるようになりました。ありがたいことです。
サーバーの自動バックアップが必須な理由
サーバーの自動バックアップは、誤操作や不正アクセスなどでサイトが壊れてしまったとき、万が一の時に簡単に復旧できるため大変頼りになる機能です。
最近ではマルウェアやハッキングなどでサイトの改竄が行われてしまうケースが多発しています。
最悪のケースではサイトのファイルを丸ごと消されてしまうこともあります。プラグインなどでバックアップを取っていてもそのファイルごと消されてしまえば、戻すことは出来ません。
セキュリティ対策はどんなにしても穴がありますので、完全ということはありません。
そんな時に、サーバーの自動バックアップがあれば、簡単に復元することができます。
国内サーバーのバックアップ機能が無料開放されたきっかけ
2016年にmixhostは自動バックアップ無料サービスを提供開始しました。
2018年にサービスをスタートしたConoha Wingはリリース当初から自動バックアップ14日間が無料でした。
さくらインターネットも2018年からバックアップを無料で取れるようになりました。
この流れに脅威を受けたのか、2021年9月末からXserverのサーバーバックアップ機能がついに無料になりました。その流れを受けて、他のサーバー会社もサーバーの自動バックアップを無料化せざる負えなくなり、いまでは自動バックアップが有料のサーバー会社はほぼありません。
バックアップの取得は14日間がスタンダード
レンタルサーバー名 | バックアップ 対応状況 | バックアップ 利用料金 | バックアップ 取得期間 | バックアップ対象 |
---|---|---|---|---|
ConoHa WING | 全プラン標準対応 | 無料 | 過去14日分(1日1回バックアップを自動取得) | Webサイト、メール、データベース |
Xserver | 全プラン標準対応 | 無料 | 過去14日分(1日1回バックアップを自動取得) | WEBサイト、メールは過去7日分、データベースは過去14日分 |
お名前.com | レンタルサーバー(RSプラン) | 無料 | 過去14日分(1日1回バックアップを自動取得) | Webサイト、メール、データベース |
mixhost | 全プラン標準対応 | 無料 | 過去14日分(1日1回バックアップを自動取得) | Webサイト、データベース |
ロリポップ! | ハイスピード、エンタープライズ | 無料(復元は有料) | スケジュール機能でバックアップ頻度を自由に設定 | Webサイト、データベース |
さくらレンタルサーバー | スタンダードプレミアムビジネスビジネスプロマネージド | 無料 | スケジュール機能で設定、スナップショット8個 | スナップショット(Webサイト、データベース) |
VALUE SERVER | ビジネスプランのみ | 無料 | 過去15日分(1日1回バックアップを自動取得) | Webサイト、メール、データベース |
カラフルボックス | 全プラン標準対応 | 無料 | 過去14日分(1日1回バックアップを自動取得) | Webサイト、データベース |
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