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さくらのjpドメインをムームードメインに移管する手順

さくらインターネットで管理されているjpドメインをムームードメインに移管しました。
少しわかりにくい部分があったので、手順をまとめておきたいと思います。
汎用JPドメインの移管は2種類ある
JPドメインは、指定事業者と呼ばれるJPRS(日本レジストリサービス)が定めたドメイン登録業務を代行する法人を通じて管理されます。
例えば、JPドメインをさくらのドメインで管理していれば、指定事業者はさくらインターネットになります。
汎用JPドメインは、ドメイン単位で指定事業者を移す「移転」手続きと、登録者番号単位で指定事業者を移す「指定事業者変更」手続きの2種類がある。
それぞれ簡単に説明すると以下のようになります。
汎用JPドメインの『移転』
汎用JPドメインの『移転』は、ドメイン単位で指定事業者を移す手続きです。
1つの登録番号に複数のドメインが関連付けされている場合は、移転希望のドメインのみ登録者番号を変更し、独立させます。
汎用JPドメインの『指定事業者変更』
指定事業者変更は、ドメイン登録業務を代行する法人を変更する手続きです。
指定事業者変更とは、登録者番号単位で指定事業者を移す手続きです。
1つの登録番号に複数のドメインが管理されている場合、管理されているドメイン全てが移管されます。
さくらのドメインから汎用JPドメインを移管する手順
ドメイン移管を行う場合、移管元での作業がある場合と無い場合があります。
さくらのドメインで管理している汎用JPドメインを移管する場合は、他のレジストラやドメイン管理業者と違って特殊な手順が必要です。
1の部分の「JP系ドメインの移管(転出)依頼」を申請という部分が他社にはない部分で、ユーザーが行わなければならない作業です。他の項目はJPRSとさくらインターネットが処理します。
1 | 当社へ「JP系ドメインの移管(転出)依頼」を申請する |
---|---|
2 | お客様から移管(転入)先事業者へ移管(転入)手続きを依頼 |
3 | 移管(転入)先事業者が、JPRS(日本レジストリサービス)に対し、申請を開始 |
4 | JPRS(日本レジストリサービス)から弊社に移管(転出)の「承認」「不承認」を通知 |
5 | 移管(転出)依頼に基づき、弊社が移管(転出)承認 |
6 | ドメインの管理は移管(転出)先事業者へ移動 |
ムームードメインに汎用JPドメインを移管する手順
1. ムームー ID を取得します。
ユーザー登録ページへ 既に登録されている場合は、次にお進みください。
2. 『 公開連絡窓口 』 の登録を行います。
コントロールパネルにログインし、『 公開連絡窓口情報の編集 』 にて登録できます。既にドメイン管理の為の公開連絡窓口が存在する場合は、次にお進みください。
3. 『 登録者番号 』 の取得を行います。
コントロールパネルの 『 登録者情報の編集 』 にて申請を行います。既にドメイン管理の為の登録者番号を取得している場合は、次にお進みください。
4. 『 移転申請 』 を行います。
コントロールパネルの 『 汎用JPドメイン移転 』 にて申請を行います。
5. 『 移転申請 』 完了の確認。
汎用JPドメイン移転申請が完了しますと、JPドメインの管理組織 ( レジストリ ) である JPRS より、現在ドメインを管理している指定事業者様に移転申請が通知されます。業者様が汎用JPドメイン移転を承認されると、移転が完了となります。汎用JPドメイン移転が不承認になる場合は、現在ご契約の業者様にご連絡し、承認していただくように手配を行った後、再度、汎用JPドメイン移転申請を行ってください。
参考:https://support.muumuu-domain.com/hc/ja/articles/360047097593
まとめ
さくらのドメインから汎用JPドメインを移管する場合、さくらのドメインで「JP系ドメインの移管(転出)依頼」を申請する必要があります。
それを行わないと、移管先でドメイン移管申請をしても移管処理が進みません。
もし、さくらのドメインから汎用JPドメインを移管しているのに、ドメイン移管が進まないという場合は、この記事の内容を思い出してください。
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