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【2022年7月】WordPress6.0不具合・トラブル情報まとめ
WordPress6.0『アルトゥーロ』は1000件近くの機能強化とバグ修正を経て、2022年リリースされたメジャーリリースです。
Wrodpress5.9からの待望のメジャーリリースですが、メジャーリリースは不具合・トラブルがつきものなので要注意です。
この記事では、Wordpress6.0の不具合・トラブル情報をまとめます。
WordPress6.0の不具合は、利用者ごとに発生する内容が異なっています。他の人が発生していても自分には発生しないこともあります。ご自身の不具合がこの記事の内容で解決するかもしれません。ぜひ、ご確認ください。
- 投稿編集画面が真っ白になる不具合
- Classicブロックを挿入時、エディターがクラッシュする不具合
- 記事を編集していたらエディターがクラッシュする不具合
- WP_Term_Queryキャッシュの不具合
- クラシックエディターのクイックタグが使えなくなる不具合
残念ながら、Wordpressの不具合は現時点で未解決の不具合があります。
もし、Wordpress6.0が使いにくい、不具合があって前のバージョンに戻したいということであれば、以下の記事にWordPressの過去バージョン(例えば5.9.3)にダウングレードする方法をまとめていますので、そちらが参考になります。
①投稿編集画面が真っ白になる
発生頻度:特定のサーバー(ConoHa WING)で特に発生
WordPress6.0になったら記事編集できない!?
— くまうし (@kumaushi4237) May 25, 2022
どの記事開いても画面真っ白ーッ🏳️
なんでやーッ🏳️🤯🏳️
明日になったら直ってるといいな♨
(素人は他力にすがるしかないよね)#ブログ #ブログ初心者 #できない人#WordPress
投稿編集画面が真っ白になった時のトラブルシュート
投稿編集画面が真っ白になった時のトラブルシュートは以下の手順で行うのが一般的です。
- 「問題解決のためのチェックリスト」を試す
- ブラウザのキャッシュ(閲覧履歴、Cookie など)を削除する。
- 別のブラウザ(Firefox など)を使用する。
- JavaScript 連結を無効化する。
- サーバーのキャッシュを削除する
Conoha WINGのサーバーキャッシュのクリア方法
Conoha WINGにはプライムストラテジーの表示高速技術のWEXALを利用できます。
そのWEXALが今回のメジャーバージョンアップ時に不具合を起こしていたようです。
解決の手順としては、以下の手順で行けるようです。
- ConoHa側でWEXALをOFF
- WordPress側でキャッシュクリア
- ブラウザ(私はGoogle Chrome)自体のキャッシュクリア
- ConoHaでWEXALをONに戻す
WEXALとは?
WEXALは、サイト高速化のためにサーバー側で色々と対策してくれるものです。
ユーザー体験を向上させるWeb高速化ソリューション WEXAL® Page Speed Technology®
「WEXAL® Page Speed Technology®」は、Webシステムのための「高速化エンジン」です。
https://www.wexal.jp/
Core Web Vitalsや PageSpeed Insightsのスコアを改善し、UX(ユーザー体験)の向上を実現します。
共有サーバーで使えるのはConoha WINGだけです。XserverはKUSANAGIを使っていますが、WEXALは使えません。
②サイドバーが開いている場合、スラッシュインサーターでClassicブロックを挿入時、エディターがクラッシュ
WordPress6.0で起こる不具合で、ブロックエディタでスラッシュインサーターを使いClassicブロックを挿入すると、エディターがクラッシュする現象が確認されています。
不具合と認識されているのでWordpressの次のバージョンでは修正されるようですが、6.0.1を待てない場合はGutenburgのプラグインを最新のものに更新する必要があります。
エディターで右側のサイドバーが表示されている状態(ギアマークがON)でスラッシュインサーターでClassicブロックを挿入する場合のみ起こる不具合です。
対処方法
対処方法としては、Classicブロックの挿入には、スラッシュインサーター以外のブロック挿入方法を使います。
③記事を編集していたらエディターがクラッシュ
発生頻度:テーマや利用方法に無関係に発生
WordPress6.0では、記事を編集中にエディターがクラッシュすることが結構あります。
『エディターで予期せぬエラーが発生しました。』というやつです。
慌てなくても大丈夫です。
対処方法
①『復旧を試みる』をクリックします。
WordPressには自動保存機能があり、結構頻繁に自動保存されたデータが残っています。
画面が真っ白になったら、リロードします。
②『自動保存を表示』をクリックします。
③『この自動保存を復元』ボタンを押します。
差分の確認画面が出ますので、この自動保存を復元ボタンを押します。
④画面が真っ白くなります
画面が真っ白くなりますが、そのままブラウザをリロードすると、前回に保存した状態で表示されます。
⑤復元を選びます
自動保存された記事よりも内容が古いため復元するか?と聞かれます。
復元を選ぶと直前の自動保存された内容に戻ります。
④WP_Term_Queryキャッシュの問題
発生頻度:利用テーマに依存して発生
WordPress6.0ではget_terms()に不具合が起きることがあるようです。
WP_Term_Queryでchild_ofパラメーターを使用すると、最初は正しい結果が返され、2回目はキャッシュにヒットしたときにすべてのタームが返されます。
この影響で、テーマカスタマイザーでのカテゴリー選択や、投稿記事一覧でエラーが出ることがあります。
原文
when use child_of parameter in WP_Term_Query,
it return the right result first time,
it return all terms the second times when hit cache.
⑤クラシックエディターのクイックタグが使えない
発生頻度:テーマと利用方法に依存して発生
WordPress6.0になった現在でも、クラシックエディターを使っている人は相当多いと思います。
そもそも、Woocommerceの編集画面はブロックエディタではありません。
クラシックエディタでプルダウンで色々機能を割り当てられるQTags.addButionが機能しなくなったようです。
Cocoonの修正内容
Cocoonでは不具合対応済みです。
QTags.addButtonの記述を、window.addEventListener(‘DOMContentLoadedで囲むと直るようです。
ソース:https://github.com/yhira/cocoon/blob/master/lib/admin-tinymce-qtag.php
window.addEventListener('DOMContentLoaded', () => {
QTags.addButtonの記述
}
function add_quicktags_to_text_editor() {
//スクリプトキューにquicktagsが保存されているかチェック
if (wp_script_is('quicktags')){?>
<script>
window.addEventListener('DOMContentLoaded', () => { // ここ追加
QTags.addButton('qt-pre','pre','<pre>','</pre>');
QTags.addButton('qt-ruby','<?php _e( 'ふりがな', THEME_NAME ) ?>','<ruby>','<rt><?php _e( 'ふりがな', THEME_NAME ) ?></rt></ruby>');
QTags.addButton('qt-bold','<?php _e( '太字', THEME_NAME ) ?>','<span class="bold">','</span>');
QTags.addButton('qt-red','<?php _e( '赤字', THEME_NAME ); ?>','<span class="red">','</span>');
QTags.addButton('qt-bold-red','<?php _e( '太い赤字', THEME_NAME ); ?>','<span class="bold-red">','</span>');
QTags.addButton('qt-red-under','<?php _e( '赤アンダー', THEME_NAME ); ?>','<span class="red-under">','</span>');
QTags.addButton('qt-marker','<?php _e( '黄色マーカー', THEME_NAME ); ?>','<span class="marker">','</span>');
QTags.addButton('qt-marker-under','<?php _e( '黄色アンダーマーカー', THEME_NAME ); ?>','<span class="marker-under">','</span>');
QTags.addButton('qt-strike','<?php _e( '打ち消し線', THEME_NAME ); ?>','<span class="strike">','</span>');
QTags.addButton('qt-badge','<?php _e( 'バッジ', THEME_NAME ); ?>','<span class="badge">','</span>');
QTags.addButton('qt-keyboard-key','<?php _e( 'キーボード', THEME_NAME ); ?>','<span class="keyboard-key">','</span>');
QTags.addButton('qt-information','<?php _e( '補足情報(i)', THEME_NAME ); ?>','<div class="information-box">','</div>');
QTags.addButton('qt-question','<?php _e( '補足情報(?)', THEME_NAME ); ?>','<div class="question-box">','</div>');
QTags.addButton('qt-alert','<?php _e( '補足情報(!)', THEME_NAME ); ?>','<div class="alert-box">','</div>');
QTags.addButton('qt-sp-primary','<?php _e( 'primary', THEME_NAME ); ?>','<div class="primary-box">','</div>');
QTags.addButton('qt-sp-success','<?php _e( 'success', THEME_NAME ); ?>','<div class="success-box">','</div>');
QTags.addButton('qt-sp-info','info','<div class="info-box">','</div>');
QTags.addButton('qt-sp-warning','<?php _e( 'warning', THEME_NAME ); ?>','<div class="warning-box">','</div>');
QTags.addButton('qt-sp-danger','<?php _e( 'danger', THEME_NAME ); ?>','<div class="danger-box">','</div>');
});// ここ追加
</script>
<?php
}
}
endif;
Cocoonについて知らない人は是非
他の解決方法
他の解決方法を見つけている人もいました。
解決しました。QtagsのJSを追加する add_action( ‘admin_print_footer_scripts’, ‘appthemes_add_quicktags’, 100 ); これのpriorityを100にする記述を追加したら復旧しました。6.0との関連は不明。
— 𝕃𝕒𝕓𝕣𝕚𝕕🌁山田 (@koheikun) May 26, 2022
まとめ
WordPress6.0の不具合は使い方で回避できるものもありますが、Wordpressコアの不具合やテーマの修正が必要なものもあります。
WordPress6.0はまだまだ安定しない印象が強いです。Wordpress6.0.1までバージョンアップは控えた方が良いのが正直な印象です。
ダウングレードしたい場合は、『超簡単!安全・確実なWordPressのダウングレードの方法』をご覧ください。
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