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【2022年7月】WordPress6.0不具合・トラブル情報まとめ

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本文は約7557文字です

WordPress6.0『アルトゥーロ』は1000件近くの機能強化とバグ修正を経て、2022年リリースされたメジャーリリースです。

Wrodpress5.9からの待望のメジャーリリースですが、メジャーリリースは不具合・トラブルがつきものなので要注意です。

この記事では、Wordpress6.0の不具合・トラブル情報をまとめます。

WordPress6.0の不具合は、利用者ごとに発生する内容が異なっています。他の人が発生していても自分には発生しないこともあります。ご自身の不具合がこの記事の内容で解決するかもしれません。ぜひ、ご確認ください。

  • 投稿編集画面が真っ白になる不具合
  • Classicブロックを挿入時、エディターがクラッシュする不具合
  • 記事を編集していたらエディターがクラッシュする不具合
  • WP_Term_Queryキャッシュの不具合
  • クラシックエディターのクイックタグが使えなくなる不具合

残念ながら、Wordpressの不具合は現時点で未解決の不具合があります。

もし、Wordpress6.0が使いにくい、不具合があって前のバージョンに戻したいということであれば、以下の記事にWordPressの過去バージョン(例えば5.9.3)にダウングレードする方法をまとめていますので、そちらが参考になります。

この記事の内容

①投稿編集画面が真っ白になる

発生頻度:特定のサーバー(ConoHa WING)で特に発生

投稿編集画面が真っ白になった時のトラブルシュート

投稿編集画面が真っ白になった時のトラブルシュートは以下の手順で行うのが一般的です。

  1. 問題解決のためのチェックリスト」を試す
  2. ブラウザのキャッシュ(閲覧履歴、Cookie など)を削除する。
  3. 別のブラウザ(Firefox など)を使用する。
  4. JavaScript 連結を無効化する。
  5. サーバーのキャッシュを削除する

WordPress6.0のアップデートで投稿画面が真っ白になっているのはConoha WINGのユーザーばかり

Conoha WINGのサーバーキャッシュのクリア方法

Conoha WINGにはプライムストラテジーの表示高速技術のWEXALを利用できます。

そのWEXALが今回のメジャーバージョンアップ時に不具合を起こしていたようです。

解決の手順としては、以下の手順で行けるようです。

  1. ConoHa側でWEXALをOFF
  2. WordPress側でキャッシュクリア
  3. ブラウザ(私はGoogle Chrome)自体のキャッシュクリア
  4. ConoHaでWEXALをONに戻す

WEXALとは?

WEXALは、サイト高速化のためにサーバー側で色々と対策してくれるものです。

ユーザー体験を向上させるWeb高速化ソリューション WEXAL® Page Speed Technology®

「WEXAL® Page Speed Technology®」は、Webシステムのための「高速化エンジン」です。
Core Web Vitalsや PageSpeed Insightsのスコアを改善し、UX(ユーザー体験)の向上を実現します。

https://www.wexal.jp/

共有サーバーで使えるのはConoha WINGだけです。XserverはKUSANAGIを使っていますが、WEXALは使えません。

②サイドバーが開いている場合、スラッシュインサーターでClassicブロックを挿入時、エディターがクラッシュ

WordPress6.0.1で修正済み

WordPress6.0で起こる不具合で、ブロックエディタでスラッシュインサーターを使いClassicブロックを挿入すると、エディターがクラッシュする現象が確認されています。

不具合と認識されているのでWordpressの次のバージョンでは修正されるようですが、6.0.1を待てない場合はGutenburgのプラグインを最新のものに更新する必要があります。

エディターで右側のサイドバーが表示されている状態(ギアマークがON)でスラッシュインサーターでClassicブロックを挿入する場合のみ起こる不具合です。

対処方法

対処方法としては、Classicブロックの挿入には、スラッシュインサーター以外のブロック挿入方法を使います。

③記事を編集していたらエディターがクラッシュ

発生頻度:テーマや利用方法に無関係に発生

WordPress6.0では、記事を編集中にエディターがクラッシュすることが結構あります。

『エディターで予期せぬエラーが発生しました。』というやつです。

慌てなくても大丈夫です。

対処方法

①『復旧を試みる』をクリックします。

WordPressには自動保存機能があり、結構頻繁に自動保存されたデータが残っています。

画面が真っ白になったら、リロードします。

②『自動保存を表示』をクリックします。

③『この自動保存を復元』ボタンを押します。

差分の確認画面が出ますので、この自動保存を復元ボタンを押します。

④画面が真っ白くなります

画面が真っ白くなりますが、そのままブラウザをリロードすると、前回に保存した状態で表示されます。

⑤復元を選びます

自動保存された記事よりも内容が古いため復元するか?と聞かれます。

復元を選ぶと直前の自動保存された内容に戻ります。

自動バックアップ間隔が長い場合、直前の変更は戻らないかもしれません。
しかし、作業のやり直しは最小限にすることができます。

④WP_Term_Queryキャッシュの問題

WordPress6.0.1で修正済み

発生頻度:利用テーマに依存して発生

WordPress6.0ではget_terms()に不具合が起きることがあるようです。

WP_Term_Queryでchild_ofパラメーターを使用すると、最初は正しい結果が返され、2回目はキャッシュにヒットしたときにすべてのタームが返されます。

この影響で、テーマカスタマイザーでのカテゴリー選択や、投稿記事一覧でエラーが出ることがあります。

原文

when use child_of parameter in WP_Term_Query,
it return the right result first time,
it return all terms the second times when hit cache.

⑤クラシックエディターのクイックタグが使えない

発生頻度:テーマと利用方法に依存して発生

WordPress6.0になった現在でも、クラシックエディターを使っている人は相当多いと思います。

そもそも、Woocommerceの編集画面はブロックエディタではありません。

クラシックエディタでプルダウンで色々機能を割り当てられるQTags.addButionが機能しなくなったようです。

Cocoonの修正内容

Cocoonでは不具合対応済みです。

QTags.addButtonの記述を、window.addEventListener(‘DOMContentLoadedで囲むと直るようです。

ソース:https://github.com/yhira/cocoon/blob/master/lib/admin-tinymce-qtag.php

window.addEventListener('DOMContentLoaded', () => {
QTags.addButtonの記述
}
function add_quicktags_to_text_editor() {
  //スクリプトキューにquicktagsが保存されているかチェック
  if (wp_script_is('quicktags')){?>
    <script>
    window.addEventListener('DOMContentLoaded', () => { // ここ追加
      QTags.addButton('qt-pre','pre','<pre>','</pre>');
      QTags.addButton('qt-ruby','<?php _e( 'ふりがな', THEME_NAME ) ?>','<ruby>','<rt><?php _e( 'ふりがな', THEME_NAME ) ?></rt></ruby>');
      QTags.addButton('qt-bold','<?php _e( '太字', THEME_NAME ) ?>','<span class="bold">','</span>');
      QTags.addButton('qt-red','<?php _e( '赤字', THEME_NAME ); ?>','<span class="red">','</span>');
      QTags.addButton('qt-bold-red','<?php _e( '太い赤字', THEME_NAME ); ?>','<span class="bold-red">','</span>');
      QTags.addButton('qt-red-under','<?php _e( '赤アンダー', THEME_NAME ); ?>','<span class="red-under">','</span>');
      QTags.addButton('qt-marker','<?php _e( '黄色マーカー', THEME_NAME ); ?>','<span class="marker">','</span>');
      QTags.addButton('qt-marker-under','<?php _e( '黄色アンダーマーカー', THEME_NAME ); ?>','<span class="marker-under">','</span>');
      QTags.addButton('qt-strike','<?php _e( '打ち消し線', THEME_NAME ); ?>','<span class="strike">','</span>');
      QTags.addButton('qt-badge','<?php _e( 'バッジ', THEME_NAME ); ?>','<span class="badge">','</span>');
      QTags.addButton('qt-keyboard-key','<?php _e( 'キーボード', THEME_NAME ); ?>','<span class="keyboard-key">','</span>');
      QTags.addButton('qt-information','<?php _e( '補足情報(i)', THEME_NAME ); ?>','<div class="information-box">','</div>');
      QTags.addButton('qt-question','<?php _e( '補足情報(?)', THEME_NAME ); ?>','<div class="question-box">','</div>');
      QTags.addButton('qt-alert','<?php _e( '補足情報(!)', THEME_NAME ); ?>','<div class="alert-box">','</div>');
      QTags.addButton('qt-sp-primary','<?php _e( 'primary', THEME_NAME ); ?>','<div class="primary-box">','</div>');
      QTags.addButton('qt-sp-success','<?php _e( 'success', THEME_NAME ); ?>','<div class="success-box">','</div>');
      QTags.addButton('qt-sp-info','info','<div class="info-box">','</div>');
      QTags.addButton('qt-sp-warning','<?php _e( 'warning', THEME_NAME ); ?>','<div class="warning-box">','</div>');
      QTags.addButton('qt-sp-danger','<?php _e( 'danger', THEME_NAME ); ?>','<div class="danger-box">','</div>');
    });// ここ追加
    </script>
  <?php
  }
}
endif;

Cocoonについて知らない人は是非

他の解決方法

他の解決方法を見つけている人もいました。

まとめ

WordPress6.0の不具合は使い方で回避できるものもありますが、Wordpressコアの不具合やテーマの修正が必要なものもあります。

WordPress6.0はまだまだ安定しない印象が強いです。Wordpress6.0.1までバージョンアップは控えた方が良いのが正直な印象です。

ダウングレードしたい場合は、『超簡単!安全・確実なWordPressのダウングレードの方法』をご覧ください。

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この記事を書いた人

サーバーソムリエのアバター サーバーソムリエ レンタルサーバー鑑定士

国内のあらゆるレンタルサーバーを使用、管理した経験があります。サーバー選びからWordpressを使ったサイト運営まで丸っとお任せください。あなた様のご希望にそった本当に使える最適なサーバーをご紹介します。

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