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エックスサーバー提供の有料サーバー移転サービスで移転失敗!?どうすればいい?
レンタルサーバーは、コントロールパネルにサーバー移転機能を提供していることが多いです。
このサーバー移転機能は無料で利用できますが、レンタルサーバーの仕様の違いから、多くの場合失敗します。
そのようなことから、有料でサーバー移転代行サービスを提供しているサーバー会社もあります。
最近、エックスサーバーはエックスサーバーへの乗り換えキャンペーンとして、サーバー移転代行サービス(通常価格:33000円)を無料提供しています。
エックスサーバードメインのドメイン移管無料キャンペーンと同じで、他のレンタルサーバー会社のユーザーをエックスサーバーに切り替えてもらうための戦略的なキャンペーンと言えます。
サイトが1つあたり33000円の移転代行サービスが無料なので、ユーザーからしたらお得な感じがしますよね。
でも、サーバー会社が有料で提供している移転代行サービスでも、かなり制限があり、期待した結果が得られないことが多いです。
この記事では、エックスサーバーの有料サーバー移転サービスを利用して、サーバー移転に失敗した時の内容をお伝えします。
レンタルサーバーの有料サーバー移転サービスの申し込みを検討している場合は参考にしてください。
レンタルサーバー会社のサーバー移転代行サービスの概要
移転できるサイトの数
移転代行サービスで移転できるサイトは1サイトです。
サーバー会社によって、ドメイン単位で1つのサイトとカウントする場合と、Wordpressサイト単位でカウントする場合があります。
エックスサーバーでは、一つのドメインのサブディレクトリに複数のWordpressがあっても1つとカウントしてくれます。
サーバー会社に共有する情報
移転時に代行会社に提供するのは、FTPアカウント情報だけの場合がほとんどです。
移転されるデータ
FTPアカウントを共有すれば、Wordpressサイトの移転(データベース含む)まで対応すると書かれています。
ですが、FTPアカウントだけでサーバーの移転をするので、やれることにかなり制限があります。
よくあるのが、ファイル一式は転送したけど、データベースは移転できないまま終了というパタンです。
有料サービスなのにデータベースの移転に失敗するはなぜ?
FTPアカウントの共有だけで、データベースまで移転できるのはなぜでしょうか?
データベースの接続情報は、wp-config.phpを見ればわかります。
データベースを操作できるスクリプト(phpMyAdminやAdminerのようなもの)をアップロードして、データベースのバックアップを取得しているのでしょう。
データベースを操作するスクリプトをアップロードしても、そのスクリプトが動くかどうかは、サーバー環境に依存しますので、データベースのハックアップが取得できるかどうかは50/50です。
データベースを操作するスクリプトが動かない場合は、データベースのバックアップが取得できなかったので、そこで終了となります。
レンタルサーバー会社の移転代行サービスが失敗したら?
移転代行サービスから、データベースの移転が完了しないまま代行終了となる結果報告が届きます。
データベースの移転作業は、ユーザーが自分で行う必要があります。
ユーザーは、移転作業が完了していない、中途半端な状態でバトンを渡されることになります。
その後の作業については、詳細に説明が書かれており、知識がある人であればわかる内容になってはいます。
サーバー移転代行を頼む人は、レンタルサーバーの知識やデータベース移転の知識は無いに等しいから依頼しているわけです。
レンタルサーバー会社がこの状態で放り投げるのは無責任です。
もちろん、移転先のサーバーは本契約してしまっていますから、ユーザーは移転作業を自分で行うか、他の代行業者に依頼するしかなくなります。
FTPアカウントだけを共有して移転作業を行うので、出来ることが限られているのは仕方ないのですが、33000円で提供している移転代行サービスとしてはとてもお粗末な内容です。
まとめ
レンタルサーバー会社がキャンペーンで無料にしているサーバー移転代行サービスは、ファイル転送はしてくれるけど、データベースの移転に失敗することが多く、その場合は代行作業は終了になります。
サーバー契約を増やしたいのはわかりますが、無料で行う移転代行サービスだからわかりませんが、無責任な対応で途方に暮れている利用者が多いのが想像できます。
そう考えると、責任もってサーバー移転の代行サービスを提供している代行業者に頼んだ方がストレスも無く確実にサーバー移転してもらえます。
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