この記事は約6分で読めます。
本文は約3559文字です
中古ドメインを買ったら悪質なスパムだった。解除できるか戦った記録。自然解除という選択は?
中古ドメインを定価でお名前.comで購入しました。サーチコンソールに登録したら悪質なスパムという手動対策のメッセージが・・。
なんでやねん!という気持ちでした。
中古ドメインの選び方、購入方法はこちら
直近のアーカイブをwayback machineで確認すると明らかに自動生成されたアダルト系キーワードばかりの意味の分からない内容でした。
これが原因だなとピンときました。
購入前にwayback machineでの直近のサイトの状況調査が足りませんでした。
しかし、それを行ったのは私ではないですし、ドメインを取得しただけです。身に覚えがなさすぎるのに、仕方なく手動対策とやらを解除する必要が出たので、解除するまで色々奮闘した記録なります。
手動対策の解除手順についてはコチラ
結論から申し上げます。
手を変え品を変え再審査を何度かしましたが、悪質なスパムの手動対策の解除は出来ませんでした。
中古ドメインが手動対策になっていたら、解除してやろうとは思わずに迷わず捨てましょう。
追記
手動対策が遂にサーチコンソールから消えました。
手動対策はに対策期限があり、期限が切れると自然解除になるそうです。たまたまそれに該当したようです。
追記2
手動対策が自然解除されたとしてもペナルティは解除されないようで、インデックスはされないままでした。
①手動対策の解除をサーチコンソールから依頼した結果
再審査までの取り組み
空白サイトだと審査に通らないという話が手動対策、悪質なスパムというキーワードで検索した時にいくつか見かけたので、現在公開してる自分の他のサイトを丸ごとコピーした状態にして、再審査を依頼。
ドメインは新規に購入したもので、ドメインの前の所有者は私と違う点も強調。
結果
②手動対策の解除をサーチコンソールから依頼した結果
再審査までの取り組み
現在公開してる別のサイトを入れているのに、品質ガイドラインを満足していない、とか意味不明だなと思いましたが、バックリンクの影響か?と思って、MOZでバックリンクの確認。明らかスパムはほぼ無く、1つだけサーチコンソールから否認。
また、サイトのコピーだと思われた可能性があると思い、ドメイン変更予定の元サイトである点も強調し、再審査を依頼
元サイトは、アドセンス合格しているサイトなのでそこそこ品質はある。ドメイン変更予定だから内容の重複には該当しないはず。
結果
③手動対策の解除をサーチコンソールから依頼した結果
再審査までの取り組み
バカヤローという気分でしたが、仕方ないので、サイトの中身を入れ替えることにしました。
眠っていた別の無料ブログの内容がオリジナルコンテンツだったので、記事をwordpressにインポートして、更にすべての記事をリライト。再審査依頼には、品質ガイドラインを遵守したことを事細かに説明。
完全オリジナルの記事で、私としてはこれ以上は対応できないほど真面目にサイトを作ってしまった。これでダメならあきらめるというレベルで再審査を依頼。
結果
放置していたら手動対策が自然と消えた
諦めて放置していた手動対策ドメインですが、サーチコンソールをふと眺めると、手動対策のメッセージが消えていました。
これは何が起きた?と思っていろいろ調べたら、『手動対策には期限があり、期限切れになると自動的に解除される』そうです。
参考:Googleのすべての手動スパムには期限切れによる自然解除がある
ただ、期限がどれぐらいなのかは、ケースバイケースなので30日のこともあれば、2、3年ということもあるそうです。
今回の悪質なスパムの手動対策が解除されたのは、直前の手動対策解除に失敗していた後放置していたわけですので、手動対策の期限切れによる自然解除だと思います。
ただ、こんなうまい話があるかな?と思ったので、私が感じたことを書いてみたいと思います。
自然解除までの取り組み
悪質なスパムの手動対策の審査を依頼して、『品質ガイドラインを満足しないサイト』という理由で不合格になりました。その後、放置しておいたら10日経たないうちに、自然解除されたという流れです。
品質ガイドラインを満足しないサイトと言われましたが、世間一般的には十分な内容のはずでしたので、これ以上の改善はできないという理由で放置してあったものです。
簡単に言えば、通常の方法での手動対策解除はあきらめて、最後の審査を受けた時のコンテンツを入れたまま、放置したのです。
自然解除の期限はまともなサイトを公開しておくと変わるのか?
たまたま前回の手動対策の期限が今だったのかもしれません。
しかし、タイミングが良すぎると感じました。まともなサイトを入れておいて放置しておき、そのサイトをGoogle Botが勝手に巡回し、手動対策の期限が変わり、自然解除されたのかもしれない、と思いました。
実際のところ、まともに解除手続きするのをあきらめていたので、こういうやり方で解除できるのかも?という一つの事例にはなるかもしれません。
手動対策の自然解除のまとめ
中古ドメインの場合は、そもそもコンテンツが違うので自然解除された後に、再度手動対策となるケースは少ないと思います。
- 通常、すべての手動対応には期間が設定される(期限は一律ではない)
- ガイドライン違反を解決していなくても期間が過ぎると手動対応は自然に解除される
- 自然解除されても問題を解消したわけではないので再び手動 or 自動で対応される可能性が高い
- サイトを修正して公開しておくと審査で解除できなかったサイトも手動対策期限が短くなる可能性がある。
結論:悪質なスパムにもレベルがあって、絶対解除できない場合がある
普通に有益な記事をたくさん入れ込んだサイトに品質ガイドラインNGを食らうという、全く意味が分からない審査結果。まさに無駄な戦い。
このドメインは捨てることに決めました。
審査の過程で感じたことは、手動対策を行ったのは人間でも、Googleがレポートを上げてきたのを確認して手動対策しているだけだと思います。
今回のやり取りで、手動対策の再審査を人間が行っているとは思えませんでした。Google Analyticsにアクセスの形跡がないまま、再審査結果が送られてきたからです。
一方で、Googlebotは巡回しており、GoogleBotがクロールした結果、Googleの品質基準とやらに合致したかどうかをGoogleがシステム的に判定し、合格していればその上で人間が判断するようなプロセスだと想像します。
Googleがクロールして品質ガイドラインを満たさない場合は、無条件で機械的にメールを送っているように思いました。
審査期間は長いこともあるとのことでしたが、私の場合は次の日には審査結果が来てNGになってました。
今回の場合は、悪質なスパムの手動対策にもレベルがあり絶対に解除できないレベルもありそうだと感じました。今回はそれに該当したドメインだったと思うしか、納得できない状況でした。
なぜなら、再審査が短く、再審査自体をしていない対応に思えたからです。
中古ドメインを買う時は、直前の履歴で自動生成されたサイトになっていないことを確実に確認した方が良いです。
これは予想になりますが、Googleの人的リソースを考えると、手動対策になるときはGoogleBotは余程ひどくないと検出しない設定で、手動対策を行う人の負担を減らしていると思います。
逆に、手動対策後はGoogleBotによる品質判定は極端に厳しくなり(最悪解除不可)、手動対策を解除する人の負担を減らしていると思います。
つまり、普通にサイト運営していれば手動対策されることはまずないので、中古ドメインが手動対策されていたら相当なことをしていたと考えるべきです。手動対策を解除して使うよりも新規ドメインでサイトを作る方が簡単だと思います。
コメント