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WebP画像圧縮率を徹底比較!画像変換プラグインのおススメは?コアウェブバイタル対策に必須
GoogleのPage Speed Insgihtでサイトのスコアを確認すると、WebPフォーマットではない画像は、次世代フォーマットに変更すべしという指摘をもらうことになります。
画像が大きいだけでコアウェブバイタルの指標が悪くなりますので、死活問題です。
- Largest Contentful Paint (最大視覚コンテンツの表示時間、LCP)
- 読み込みのパフォーマンスを測定するための指標です。優れたユーザー エクスペリエンスを提供するためには、ページの読み込みが開始されてからの LCP を 2.5 秒以内にする必要があります。
- First Input Delay (初回入力までの遅延時間、FID)
- インタラクティブ性を測定するための指標です。優れたユーザー エクスペリエンスを提供するためには、ページの FID を 100 ミリ秒以下にする必要があります。
- Cumulative Layout Shift (累積レイアウト シフト数、CLS)
- 視覚的な安定性を測定するための指標です。優れたユーザー エクスペリエンスを提供するためには、ページの CLS を 0.1 以下に維持する必要があります。
WebP画像に変更しないと悪化するのがLCP指標です。
画像フォーマットをJPEGやPNGからWebPに変更するだけで、画質の劣化も気にならないレベルでとても小さくなります。
そんな素晴らしい画像フォーマットであるWebPなのですが、Wordpressのプラグインを検索してみると、変換の枚数制限がある有料プラグインの無料版が多いことに気が付くと思います。
WebP変換プラグインで変換枚数制限がないプラグインは無いのでしょうか?
実は、無料で簡単に枚数制限がないWebP変換プラグインの定番があります。
EWWW image optimizerが人気です
WebPへの画像圧縮・変換目的でこのプラグインを利用しているユーザーが増えています。
私も使用していますが、実は、EWWW image optimizerで変換したWebPはそれほど圧縮率が高くないのです。
EWWW image optimizerでWebPに変換するとロスレス圧縮になるので、画像圧縮が弱いです。
無料プラグインなので仕方ないのですが、WebPはもっともっと画像サイズを圧縮することができます。
この記事では、利用者の目的ごとにWebPに変換する最適な方法をご説明するために、以下のような疑問に答えています。
- WebP有料プラグインの最強は?
- 無料プラグインで1番使えるWebP変換プラグインは?
- プラグインを使わないでWebP変換する最強の方法は?
結論
IE以外はモバイルブラウザもWebPに対応しています。Wordpress5.8からWordpressのWebPに標準対応しています。
大きめの画像を使う場合はSquooshを使って画像をWebPに変換して、Wordpressにアップロードするのが一番画像が小さくなります。
- 面倒なことが嫌いな人は、EWWW image optimizer一択です。
- もう少し圧縮したい場合は、WebPExpressの方がEWWW image optimizerよりも圧縮率が高いです。
- お金をかけても面倒なことがイヤな人はShortPixerlをどうぞ
- お金はかけたくないけど手間はかけられるという人はSquooshをおススメします。
WebPに完全移行しても大丈夫なのか?
WebPに全面的に置き換えていって問題が起きることはありません。
ブラウザ対応状況
2022年現在、WebPはIEを除く、すべての主要ブラウザで対応しています。
IE以外は対応済みであり、94%の利用者に対応できています。
WordPress対応状況
WordPress5.8からWebPファイルはメディアライブラリに直接アップロードできるようになりました。
WebPに変換できるツール
Squoosh
Googleが提供しているオンライン画像リサイズ、変換ツールです。
高性能で使いやすいのですが、1枚づつしか変換できないのが難点です。
Converter for Media
WebP変換プラグインで、現在一番おススメできます。
このプラグインの最大の特徴は悩むところが無い点です。
後発であるため、とても使いやすいだけでなく、機能も十分です。
WebPの圧縮率を選択できるので、画像の劣化が気になるサイトでもWebPを使うことができます。
EWWW image optimizer
EWWW image optimizerは、無料でWebPに変換できるプラグインとして有名です。
もともと画像を圧縮するプラグインとして使われていましたが、ロスレス圧縮メインなので、実際は殆ど圧縮できないことで有名でした。
しかし、WebPフォーマットの登場と、WebP変換枚数制限がないことから一気にEWWW image optimizerの利用者が増えました。
ちなみに、EWWW image optimzerで変換したWebPはSquooshと比べて圧縮率は高くなく、サイズが大きいです。
Squooshと比べてWebPのファイルサイズが10倍ぐらい大きいです。
WebP Express
WebP Expressは完全無料のWebP変換プラグインです。枚数制限もありません。設定画面が日本語化されていないので少しとっつきにくいですが、設定する部分は実質ないので、初心者でも心配ありません。
WebP ExpressとEWW Image Optimizerの最大の違いは、WebPの圧縮率を指定できるところだと思います。
WebP画像の圧縮率の高さは『WebP Express > EWW Image Optimizer』となります。
一括処理時にWebPに変換できない画像があるとそこで処理が止まる不具合があります。
Image Quality Control
Image Quality Controlは日本人作者のリリースされたばかりのプラグインです。
WebPへの変換だけでなく、Wordpressにアップロードできる画像フォーマットすべての画像品質などを設定できる広範囲なプラグインです。
無料プラグインの中で、機能的にはImage Quality Controlプラグインが一番高機能ではないかと思います。
ただ、設定が多いので初心者向けというより玄人向けの作りになっており、すぐに使い始めたいという人にはあまり向いてないプラグインだと思います。
ShortPixel
ShortPixelは有料プラグインがメインですが、無料でも使用できます。
ただし、ShortPixelは無料版の場合、毎月100枚までしかwebp化することができません。
パンダの画像で有名なTinyPNGと同じく圧縮性能は高いが枚数制限も厳しいというのが特徴です。
100枚というのはサムネイルも含めての数です。有料テーマではサムネイルサイズを複数持っているのが普通ですので、テーマによっては、数枚変換しただけで、すぐに制限の100枚に到達するなんてこともあります。
そういう場合は、EWWW image optimizerを使うしかないですね。
コアウェブバイタル対策におススメなサーバー
コアウェブバイタルはモバイルファーストを掲げているGoogleが決めた指標ですので、コアウェブバイタルを満足していないサイトはページの評価が同じならコアウェブバイタルを満足しているサイトの方が検索結果は上位に表示されることが予想されます。
コアウェブバイタル対策は結構大変で、プラグイン、テーマ、画像フォーマットなど総がかりで対応しなければ改善できない指標です。コアウェブバイタルは評価方法もコロコロかわりますし、コアウェブバイタル対策をサービスにしているプロがいるぐらいの世界ですので初心者には対策するのは厳しいのが現状かもしれません。
初心者でもコアウェブバイタル対策が自動的に行える優れたサーバーがあります。コアウェブバイタルに時間を取られたくない、初心者だからよくわからない、といった場合には、そちらの利用や移転を検討されるのもいいかもしれません。
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