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Xserverは万能ではない!評判だけで選ぶと失敗するケースを解説

どこのレンタルサーバーを選べばいいですか?と聞かれたら答えは決まっています。
エックスサーバーです。
- コスパがいい(料金 vs 性能)
- コンパネが使いやすい
- 制限が緩い
個人的には、料金がほぼ同じならエックスサーバー以外を選ぶ理由がないです。
しかし、さくらサーバーや他のサーバーを使う人も一定数います。
それはなぜかというと、エックスサーバーには弱点があります。
この記事では、エックスサーバーの弱点とおすすめできない人について説明します。
エックスサーバーはメールの機能が弱い
エックスサーバーは万能のように感じているかもしれません。
しかし、企業などで多くのメールアドレスを運用するケースでは設定のしにくさが垣間見えます。
メールアドレスを一括登録する時にパスワード指定ができない
Xserverの独自ドメインメールは、ひとつづつ登録することもできますが、メールアドレスを指定して一括登録することもできます。
この機能は便利なのですが、一つ問題があります。
パスワードが”常に”自動生成になってしまうことです。
パスワードを指定したい場合は、ひとつづつ登録するか、一括登録した後にひとつづつパスワードを変更することになり、一括登録できても手間が減りません。
パスワードはメールアドレスを登録した時に一度表示されるだけで、あとから確認する方法がありません。
一括指定するときに、メールアドレスと同時にパスワード指定がある場合は、そのパスワードに。無ければ自動生成するというような機能になっていると使いやすいと思います。
メール転送設定を一括登録できない
独自ドメインのメールは、PC用のメールクライアントで確認するだけでは不便ですので、携帯のメールアドレスやgmailアドレスにメールを転送することが多いです。
Xserverにもメール転送機能はありますが、一括指定の機能はなく、メールアドレス単位で転送設定をする必要があります。
メールアドレス登録時に転送先の指定を同時にできればいいのですが、その機能は無いのです。
メール転送設定の確認を一覧からできない
メール転送設定にはもう一つ問題があります。
メールアドレス一覧からは転送設定の内容を確認することができません。
メール転送設定した状態を確認するには、いちいち設定画面を開く必要があるのです。
一覧から一括処理できないのはXserver全体の弱点
Xserverのコンパネは使いやすいと言われているのですが、大量に処理する場合にはそうとも言えません。
Xserver Domainのコンパネでも大量にドメインが登録されている時に同じような処置を一括で処理できません。
お名前.comやValue Domainは普通にできることが、Xserver系列のコンパネだと出来なかったりします。
つまり、個人ユーザーを対象にしてコンパネを設計してテストしているので、使いにくいことに気が付いていないのだと思います。

まとめ
Xserverは企業向けのサーバーとして社員全員のメールを管理する場合、メール周りが使いにくい部分がある。
CPIやさくらサーバーなどではビジネスでメールを使うのが前提になっているので、このようなことは無いのです。企業向けにはXserverを導入する場合は考えた方が良いかもしれません。
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