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Cloudflare経由でアドセンス収益低下!収益が下がらないサーバーを紹介

Cloudflareは無料でも使えるCDNサービスとして世界的に有名で、日本でも利用者が多いと思います。
しかし、CDNを使うとアドセンスの収益に影響があると言われており、Cloudflareを使うと実際に収益が低下したという報告があります。
アドセンス広告とCloudflareの組み合わせはダメなのでしょうか?
は諦めた方が良いのでしょうか?
Cloudflareとアドセンスを組み合わせても収益に影響ができない方法を、この記事でご説明していますので続きをご覧ください。
こんな疑問にお答えします!
- Cloudflareを使うメリットは?
- Cloudflareを使うとGoogle AdSenseの収益が落ちる理由は?
- Cloudflareを使ってもGoogle AdSenseの収益が落ちないレンタルサーバーは?
- Cloudflareを使うとGoogle AdSenseの収益が落ちるレンタルサーバーは?
Cloudflareが人気な理由
Cloudflareは大手の企業向けのサービスのイメージが強かったのですが、Cloudflareは無料プランでIPプロキシーとCDN等も提供しており、国内の個人サイトでもCloudflareの利用者は増えています。
Cloudflareの無料プランのCDNを使って、世界中のCDNサーバーからデータを配信してサイトの表示を高速化(高速化というより爆速化)したり、アクセス集中時にサーバー負荷を下げたりすることができますので、サイト訪問者のユーザーエクスペリエンスが向上します。
また、IP Proxyは簡単に導入できますので、レンタルサーバーのIPアドレスを隠している人は多いです。
アドセンス収益低下の原因を特定する方法
アドセンスの収益低下の原因の特定方法は、公式サイトに説明があります。
まず、収益低下の原因を特定して、以下の3つのどれが原因か調べます。
- クリック単価が原因の収益低下
- クリック率が原因の収益低下
- 表示回数が原因の収益低下
CloudflareとGoogle AdSenseの組み合わせは相性が悪い
収益低下の原因は?
CloudflareはGoogle AdSenseと相性が悪いのは、CDNにより次のようなことが起きるためです。
- サイト訪問者のIPアドレスがCloudflareのIPアドレスとなり、全ての訪問者のIPアドレスが同じになる
- 訪問者ごとに最適な広告が表示されなくなる
- アドセンスの収益に影響がでる
事例:XserverでCloudflare使用時にGoogle AdSense収益が低下
例えば、利用者が多いXserverであっても、Cloudflareを利用すると訪問者のIPアドレスを記録できません。
Xserverのサポートもそれを認めていますが、Xserver側で対応する予定はないそうです。
訪問者IPアドレスを記録すれば収益に影響しなくなる
Cloudflareとアドセンスを組み合わせても収益に影響が出ない方法があります。
Cloudflareの公式情報によれば、Cloudflare利用時に訪問者のIPアドレスを記録する方法があり、それを使うことでGoogleアドセンスの収益への影響は抑えられます。
参考:オリジナル訪問者のIPを復元する:- mod_cloudflareを使って、訪問者のIPアドレスを記録する
Webサーバーの設定変更が必要
IPアドレスを記録させ、Cloudflare対応させるには、Webサーバーの追加設定が必要になります。
Webサーバーとは、クライアントのWebブラウザのリクエストに応じて、HTMLや画像などの表示を提供するサービスプログラム、そのWebサービスが動作するサーバのことです。
レンタルサーバーで使用されるWebサーバーはApacheやnginx、LiteSpeedなど、会社やサービスによって様々です。
Apacheやnginxを使っている場合
Apacheやnginxを使っているレンタルサーバーの場合は、追加モジュールが必要です。
ユーザー側での対応は不可能です。
そうなると、Cloudflare利用時でもIPアドレスが記録できるレンタルサーバーを選ぶしかありません。
少なくとも私は対応しているレンタルサーバーを知りません。
LiteSpeedサーバーを使っている場合
LiteSpeedサーバーであれば追加モジュールなどのインストールは不要で、Cloudflareに対応できます。
LiteSpeedサーバーが持つX-Forwarded-Forを有効化する方法で、Cloudflare利用時に訪問者のIPアドレスの記録をすることができます。
LiteSpeed サーバーを利用しているレンタルサーバーであれば、X-Forwarded-Forは使える環境にあります。
LiteSpeedサーバーの場合、以下のように設定画面から簡単に変更ができます。
- 「LiteSpeed Web Admin Console」に移動します。
- 「設定」の「ヘッダ」にある「クライアント IPを使用する」オプションを有効化します。
- 有効になると、アクセスログが正しいIPアドレスを表示します。そして、PHPの
$_SERVER['REMOTE_ADDR']
変数に、Cloudflare IPアドレスの代わりとなるクライアントの実IPアドレスが含まれます。
LiteSpeedサーバーを利用しているレンタルサーバーなら、必ずCloudflareに対応しているわけではありませんが、Cloudflareに対応するデメリットは無いため、対応している可能性は高いです。
訪問者IPが記録できるレンタルサーバーは?
LiteSpeedサーバーを利用しているmixhostやカラフルボックスなどは、最初からPHPの $_SERVER['REMOTE_ADDR']
変数にIPアドレスが入るように設定されています。
HTTPヘッダのX-Forwarded-Forに訪問者のIPアドレスが記録されていれば、Cloudflareを使っても訪問者のIPアドレスが記録されます。
mixhostやカラフルボックスとCloudflareの組み合わせであれば、アドセンスの収益に影響は出ません。
レンタルサーバーの制限を避けるならVPSを選択
レンタルサーバーではWebサーバーの設定変更ができません。
VPS(Virtual Private Server)を使うのであればWebサーバーのインストールから自分で行えますから、Webサーバーの設定も変更できます。
VPSはハードルが高そうと思っている方も多いかもしれませんが、国内には初心者でも使いやすいVPSが多くあります。
レンタルサーバーでは限界を感じるということであれば、国内のVPSご利用を検討してみてください。
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