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壊れたWordPressサイトをバックアップから簡単に復元する方法
WordPressサイトが突然表示できなくなった、ダッシュボードにログインできなくなってお困りでしょうか?
そのような時に最初に考えるのは、バックアップからの復元でしょう。
もし、バックアップから復元するためにダッシュボードにログインする必要がある場合は、お手上げになります。
簡単にダッシュボードにログインできる状態に復活できる方法がありますので、この記事でご紹介します。
WordPressサイトが表示できなくなる原因は?
WordPressサイトが表示できなくなる原因は、いくつもあります。今まで表示できていたサイトが表示できなくなる場合は、ファイルが削除されたかデータベースが壊れたかのどちらかでしょう。
- 必要なファイルがなくなった
- データベースが壊れた
- データベースに接続できない
- .htaccessが間違っている
- パーミッションがおかしい
WordPressサイトが表示できなくなったら?
サーバーレベルでバックアップが取れているのであれば、バックアップから復元する方が良いです。
サーバーレベルでバックアップが取得できていない場合、サイトレベルでプラグインを使用してバックアップを取得しているかもしれません。
バックアップ取得の代表的なプラグインはいくつかありますが、有名で信頼できるのは以下の3つでしょうか。
サイトレベルでバックアップしたデータが残っていても、ダッシュボードにログインできない場合は復元することができません。
ダッシュボードにログインできる状態に戻す簡単な方法は?
では、ダッシュボードにログインできる状態まで復元する一番簡単な方法は方法はどの方法でしょうか?
それは、データベースを初期化することです。
では、データベースを初期化するにはどうしたらよいでしょうか?
それは、データベースのテーブルプレフィックスを『削除』もしくは『変更』することです。
WordPressをインストール後、デフォルトのままだと、全てのテーブルには「wp_」というプレフィックスが設定されています。Wordpressサイトを同一のデータベースで運用する場合、同一のテーブル名になってしまうのを避けるため、プレフィックスを分けて運用します。
このプレフィックスを持つすべてのテーブルを削除するか、既存のプレフィックスから変更します。
テーブルプレフィックスを削除する方法
テーブルプレフィックスを削除する場合は、データーベースからテーブルプレフィックスを持つテーブルを削除します。
直接データーベースを編集するので、結構ハードルが高い作業になります。
phpMyadminを使えば出来そうな感じがしますが、同一データーベースに複数のプレフィックスがあるとかなり面倒になります。
wp cliを使用できる環境であれば、wp cliを使用すると簡単です。
以下のコマンドで、wp-config.phpに登録されているテーブルプレフィックスを持つテーブルが削除されます。
wp db clean
テーブルプレフィックスを変更する方法
テーブルプレフィックスを変更するのは簡単です。
wp-config.phpにあるテーブルプレフィックスの文字列を変更してあげればいいです。
もし、『wp_』だったら、『wp2_』とかにしてあげれば大丈夫です。
WordPressインストーラーを起動する
WordPressは、wp-config.phpに書かれているテーブルプレフィックスが存在しないと、Wordpressのインストーラーが走るようになっています。
WordPressインストーラーを起動するにはブラウザでサイトを表示させればいいだけです。
WordPressインストーラーが走ると、データベースが初期化され、Wordpressが初期インストール状態に戻ります。
この状態に戻れば、ダッシュボードにログインできる状態になります。
ダッシュボードにログインできる状態になったら?
テーマファイルやプラグインなどのユーザーファイルは削除されませんので、バックアップファイルも残っています。
WordPressにログインして、バックアッププラグインを有効化します。
バックアップから復元することができる状態になりました。
バックアップファイルから復元します
プラグインで取得したバックアップファイルから復元を行います。
これで初期状態のWordpressから、トラブル前のサイトの状態に戻ります。
まとめ
WordPressサイトを初期化して初期状態に戻す一番簡単な方法は、データベースのテーブルプレフィックスを削除もしくは変更することです。
この方法は、覚えておくといざというときに役に立つと思います。
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