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ドメインパワーを上げるために必要な条件を徹底調査!テーマ配布サイトのドメインパワーはなぜ高いのか?
WordPressの有料テーマ販売を行っているサイトのahrefのDR(ドメインレーティング)、被リンク数を調べてみました。無料テーマの配布サイトも同じように調べてみました。
結論から申し上げますと、テーマ販売・配布しているサイトは、テーマの人気とあまり関係なくahrefのDRが70以上のサイトが多いです。
テーマ配布サイトは、フッターリンクのdofollowが効いており、軒並みDRが70以上あります。
個人サイトがDRを高めるためには大量のdofollowリンクを獲得する必要があり、nofollowリンクが当たり前になっている現在では、個人サイトはなかなかDRは上がらないと思います。
ahrefのDR(ドメインレーティング)とは?
ahrefのドメインレーティング(DR)とは、被リンクプロフィールに基づいてWbサイトの権威を測定するものです。
スケールは0から100まであります。
一般的にこの数値が高いほど、そのサイトはより強く、より権威のあるサイトであると言えます。
どのように計算しているのでしょうか?
ドメイン評価(DR)は、Webサイトが持つ外部被リンクの質と量を調べます。
リンクスパム、流入、ドメインエイジなど他の変数は考慮されません。
どのように使えばいいのでしょうか?
ドメイン評価(DR)は、それ単独ではほとんど意味がありません。
ですが、競合とみなされるWebサイトが2つ以上あった場合、どちらがより権威性に優れているかを相対的に判定します。
もし、自身のWebサイトが競合よりもDRが低かった場合は、検索エンジン上で競合より上位表示しづらくなる可能性があります。
ドメイン評価(DR)を上げるには?
Webサイトに、より多くの高品質な被リンクを集めましょう。
唯一の方法です。
テーマ公式サイトDRサマリー
被リンク | 参照ドメイン | DR | |
Affinger | 291116 | 3265 | 73 |
JIN | 101286 | 5258 | 78 |
Lightning | 9073099 | 41159 | 91 |
SWELL | 545665 | 4704 | 77 |
SnowMonkey | 116611 | 1347 | 77 |
TCD | 241383 | 2824 | 74 |
SANGO | 6310 | 1944 | 71 |
FIT | 542945 | 5545 | 79 |
LiquidPress | 5323535 | 2041 | 66 |
Cocoon | 464749 | 9211 | 78 |
Simplicity | 1112523 | 5102 | 73 |
Luxeritas | 13413430 | 27182 | 74 |
テーマ公式サイトがDR70越えを連発しているのに少し驚きました。
DRが70を超える個人サイトを見かけるのは稀です。
Cocoon作者のわいひら氏のnelogでもDR66です。
なお、マナブ氏のmanablogはDR77です。
被リンクが多い理由はテーマのフッターからのリンク
テーマ販売しているサイトや無料配布しているサイトのDRが高くなる傾向があるのは、テーマのフッターにサイトへのリンクが入っていて、利用者がそのまま使用しているケースが結構多いからではないかと思います。
被リンク数と参照ドメインがかけ離れているのは同一ドメインから複数のリンクが張られているためですが、フッターリンクはサイト内で共通ですので、ページ数分のリンクが張られることになります。
賞味のバックリンク元のサイト数としては参照ドメインを見る必要があります。
今回の結果は、Googleの評価ではなくahrefのDR(ドメインレーティング)です。
Googleの指標ではないので、あくまでも参考値ですが、ahrefのDRを高めることに意味はあると思います。
ahrefのDRを高めるには、nofollowリンクの数をいくら集めても頭打ちの傾向があり、良質なdoffolowリンクの数が増えないとさらに上を目指せない感じがしました。
テーマフッターのdofollowが効いている
テーマのフッターにある公式サイトへのリンクのnofollowとdofollowがどのように影響しているのかについて考えてみたいと思います。
Luxeritasは有料プラグインを購入しないとフッターリンクが消せないのが有名ですが、クレジットはnofollowです。
LightningはWrodpress公式テーマでフッタークレジットが入っていてdofollowでこれも設定では消せないようになっています。
テーマの利用者数が多いにもかかわらず、LightningのDRが頭ひとつ抜けているのはその違いではないかと思います。
WordPress公式テーマではフッターの公式サイトへのリンクは当たり前のように入っています。
有料テーマではフッターのクレジットリンクを消せないテーマは無いと思いますが、なぜそのまま使っている人が多いのでしょうか?
最近はテーマが高機能となり、初心者でもサイトが作れるようになった影響でしょうか、有料テーマでフッターのクレジットを消さずに使用している人が増えて、そこからの被リンク(dofollow)が結構効いています。
1つの例として、Snow Monkeyは参照ドメインは一番少ないですが、DRは77あります。
これはフッタークレジットにリンクが入ったまま使用している人のサイトのDRがそこそこ高いからです。
Snow Monkeyは意識高い系のユーザーが多いのも一因にあると思います。
Googleはnofollowも評価する
Googleはnofollowの扱いを完全無視から参考に変更しました。
ahrefとはnofollowの評価は違うと思いますが、多くの人はPRを他のサイトに流したくないという理由で一律nofollowという風潮になってから、参考サイトなのにバックリンクはほとんどnofollowばかりです。
Googleはnofollow先も巡回していると思いますので、nofollowリンクもSEO的には意味はあります。
最近のSEOでは発リンクも評価されるようです。
発リンクがすべてnofollowにしている場合、そのページにあるリンクが全て価値が無いということになりますから、結果的にGoogleの評価を下げてしまう可能性もありそうな気がしますが、どうなんでしょうか。
『nofollowもうやめましょうよ、リンクがもったいない!』と頂上決戦のコビーのような気分になった結果でした。
テーマ配布を行っているサイトはフッターのクレジットからdo followバックリンクが付きやすく、必然的にDRも高まるという結果でした。
テーマのシェアについても参照ドメイン数を見ると大枠把握できますが、無料テーマをリリースしている場合はその分も増えますのであくまでも参考程度です。
有料テーマ
Affinger:DR73
Affingerはキャッチコピーは『「稼ぐ」に特化したWordPressテーマ』です。
Affingerはアフィリエイトサイトで稼ぐことを全面的に押し出したテーマです。SWELL同様、一部の熱狂的な利用者を見かけます。

JIN:DR78
JINのキャッチコピーは、『真の使いやすさを追求したWPテーマ『JIN』』です。
UIやUXが女性受けしたのでブロックエディタ導入前は、ユーザーが結構多かったと思います。ブロックエディタリリース以降はSWELLにユーザーを取られた印象。

Lightning:DR91
Lightningは、サイトを見てもゴチャゴチャしてて、キャッチコピーが見当たらなかったのですが、『Lightningならビジネスサイトもブログも簡単に作れます』でいいのでしょうか?
私はLightningアレルギーなので、おススメできません。テーマを有効化して設定画面を開いた瞬間、無効化してテーマを削除しました。

SWELL:DR77
SWELLのキャッチコピーは、『シンプル美と機能性の両立 – 圧倒的な使い心地を追求するWordPressテーマ』です。
現役最強じゃないかというWordpressテーマですね。
ワンピースの白ひげが言うように『いつの日かその数百年分の”歴史”を全て背負ってこの世界に戦いを挑む者が現れる……!!』ということで、いずれ新世代に撃ち落される日が来るでしょう。

Snow monkey:DR77
Snow monkeyのキャッチコピーは『どんな味付けにも染まる。高級お出汁のような WordPress テーマです。』です。
Snow monkeyは毎日いじるようなブログサイトには向いていないモッサリ感があるテーマです。ブログには向いてないですがフックによる拡張性が高いので企業サイトなどは作りやすいです。
Wrodpressの最新版への対応やブロックエディタ対応も早いので作者のスキルの高さが伺えます。

TCD:DR74
TCDはコメントを控えます。

SANGO:DR71
SANGOは『心地良さを追求したWordPressテーマ』です。
このテーマは意外なことにアフィリエイターに人気があります。ショートコードの装飾が豊富なのでアフィリエイト記事が書きやすいのだと思います。
リリースから時間が経っていますが、デザインも古さを感じさせないのはデザインの完成度が高いことの表れだと思います。もともとのテーマ作者はデザインよりの人だったのでブロックエディタ対応で後れを取りましたが、その後エンジニアを入れてテコ入れすることでブロックエディタへの対応も進んでいます。

FIT(the thor):DR79
TheThorのキャッチコピーは『集客・収益にこだわったWordPressテーマ「THE THOR(ザ・トール)」』です。
こちらもアフィリエイト記事を書いているテーマユーザーが結構うるさい感じのテーマです。ブロックエディタがリリースされる前までは人気がありました。ブロックエディタリリース後は対応の遅れやSWELL人気により、ユーザーは減っているとおもいます。
TheThorの一番ダメなところはテーマのアップデートが殆どないことです。

LiquidPress:DR66
個人サイトで使っているユーザーはいないと思うのでコメントは控えます。
かなり癖があって使いにくいです。

無料テーマ
無料テーマだけを公開しリリースし、ユーザーが多いのは『わいひら氏』のCocoon、SimplicityとLuxeritusぐらいです。
Cocoon:DR78

Simplicity:DR73

Luxeritas:DR74


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