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SWELLはなぜ選ばれる?テーマの良い点・悪い点を購入前にチェック!

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最近SWELLのサイトをとてもよく見かけます。

このサイトもSWELLを使用しています。

WordPressテーマのSWELLはブロックエディタ対応を謳ったテーマとして人気がありますが、1万円を超える販売価格のテーマですので、決して安いテーマとは言えません。

SWELLを結構使いこんだユーザーの一人として、SWELLがなんで人気があるのか?理由を探るために徹底的にレビューしたのがこの記事です。

この記事はSWELLの良い点・悪い点をまとめたものです。

この記事は、SWELL購入を検討している人の疑問を解決したり、良いテーマを探している人のテーマ選択に参考になるように書かれています。

こんな疑問にお答えします!

  • SWELLの利用者が急増している理由は?
  • SWELLはなぜ人気がある?
  • SWELLのダメなところは?
この記事を書いた人
サーバーソムリエのアバター サーバーソムリエ レンタルサーバー鑑定士

国内のあらゆるレンタルサーバーを使用、管理した経験があります。サーバー選びからWordpressを使ったサイト運営まで丸っとお任せください。あなた様のご希望にそった本当に使える最適なサーバーをご紹介します。

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〇 SWELLを使うメリット(人気の理由)

〇 テーマに清潔感がある

SWELLはシンプルで清潔感があり、古さを感じさせないデザインを採用しています。

企業ブログなどでも使いやすいデザインだと思います。

使っているテーマのデザインが『イマイチだな』とか『マンネリだな』と思っている個人サイトの人から見ると、シンプル・清潔感・高級感があるSWELLのデザインは、テーマを変更したくなる理由になっていると言えそうです。

〇 欲しい機能がテーマに組み込まれている

SWELLはPHPやCSSで、ゴリゴリカスタマイズする必要がありません。

例えば、他のサイトでこれってどうやってるんだろう?と思うような便利そうなものは既にテーマに組み込まれてたりします。

しかも、簡単に設定で切り替えられるようになっているので、誰でも使えるようになっています。

〇 テーマを移行しやすい仕組みがある

テーマを変更すると、変更前テーマの専用機能のものは表示されないのが普通です。

それが理由でテーマの変更を躊躇している人は多いです。

ブロックエディタ導入前であればショートコードを移植すればどうにかなったのですが、ブロックエディタが導入されてから、テーマ専用ブロックを使った記事はCSSが無いのでデザインが崩れてしまう問題点がありました。

この問題の対処方法は、ブロックを手で置き換えていくしかなく、記事が多い場合はテーマ変更の効果作業量を天秤にかけることになります。

ブロックの一括置換などもテキスト処理で出来なくはないですが、出来るものと出来ないものがありそうです。

SWELLではそのような問題を無くすため、他のテーマから移行しやすいように移行プラグインが用意されています。

これは結構珍しい取り組みだと思います。

移行プラグインの仕組みは、他のテーマのショートコードの呼び出しや、他テーマ専用ブロックのCSSなどをSWELLから呼び出すことで、デザイン崩れを最小限に抑えているようです。

〇 複数サイトで使用できる

100%GPLのテーマが最近流行りです。

100%GPLで有名なのはSnowMonkeyですが、SWELLもGPL100%です。

よく有料のテーマで「1サイト1ライセンス」など使用回数に制限があったり、再配布の禁止が利用規約にある場合がありますが、あれは100%GPLではなくスプリット・ライセンス(PHPはGPL、CSS・画像・JSはGPLではないライセンス)のテーマです。

100%GPLのテーマには以下の特徴があります。

  • 複数サイトで使用しても問題ありません(ライセンスがある場合でも使用制限はない)。
  • テーマをそのまま、改変して転売しても問題ありません。(ただしGPL100%は継承しなければならない

複数サイトを運営している人でブログ系のサイトは使いまわし自由なことから、SWELLに統一している人が多いと思います。

〇 ブロックエディタの対応が進んでいる

SWELLの一番の特徴は、ブロックエディタの使いやすさです。

記事を書くのが楽しいというのはSWELLのことだと思います。

SWELL専用ブロックSWELLの魅力の一つではありますが、個人的に一番気に入ってよく使うのがテキストを書いて装飾する機能です。

使うのに全くストレスがありません。これはCocoonも同じ良さがあります。

〇 ユーザーの使いやすさを考えた機能が多い

SWELLユーザーにとっては当たり前のように利用している機能が実は他のテーマに無いものがあります。

例えば、以下の2つは他のテーマでは利用できず、プラグインでも対応できません。

  1. ブロックエディタの上部に『投稿を表示』テキストリンクが地味に追加されている。
  2. ブロックエディタのタイトル文字数を表示できる。

あと、スマホで目次をモーダルウィンドウで表示できるのもありがたいです。

実はスマホの時には、TOPに戻るボタンは不要で本当に必要なのは目次ボタンだったりします。

〇 利用者が多いのでカスタマイズ情報が豊富にある

利用者が多いと、自然とカスタマイズ情報や使い方の記事がネットに溢れます。

検索すると公式もしくは、公式以外の情報が見つかるので使い方で困ることが殆どありません。

SWELLはアフィリエイトがあるので、テーマのレビュー記事や解説記事があふれています。

✖ SWELLを使うデメリット(残念・イマイチな点)

✖ SWELLとすぐにわかるデザイン

SWELLはデザインが良いという話がありますが、デザインに特徴があるので、『このサイトSWELLだな』とテーマ所有者にはすぐにわかってしまいます。

特徴的なのはモバイルのハンバーガーメニューのデザインがどのサイトも同じになってしまうことですね。ハンバーガーメニューを開くと『SWELLなのね』という感じです。

テーマ利用者が増えてきてGPL100%でサイトが量産されてくると、SWELLのデザインにも飽きが来て、他のデザインが良く見えてくると思います。

SWELLのサイトが飽和状態

最近、JIN:Rというオシャレなテーマがリリースされて話題になっているのも、SWELLのサイトが増えすぎた影響もあると思います。

JINの会社である株式会社CROOVERバーチャルオフィスですね。テーマ開発は自宅でやってるんでしょうか。

商品名WordPressテーマ「JIN:R」
販売価格¥19,800
そのほか購入者が所有する複数サイトでご利用いただけます。
同居する家族間なら、ライセンスをシェアできます。
ご利用規約に同意の上、ダウンロードしてください
販売元株式会社CROOVER
JIN:Rの概要

✖ テーマの価格が高い

個人的にはSWELLは買い切りでGPL100%ライセンスであり、高くない値段設定だと思います。

商品名WordPressテーマ SWELL
販売価格¥17,600(税込)
(※ お支払いは一度限りです。月額や年額ではありません。)
販売元株式会社LOOS
ライセンスSWELLはGPL100%テーマです。
ライセンス制限はなく、複数サイトでご自由にご利用頂けます。

株式会社LOOSもバーチャルオフィスですね。

会社名株式会社LOOS
代表取締役山﨑 諒
所在地〒530-0001
大阪市北区梅田二丁目5-13 桜橋第一ビル304号
主な事業内容WEBサイト・WEBサービス・ソフトウェアの開発及び販売
資本金500万
電話番号070-8946-0727
顧問弁護士iCraft法律事務所 内田 誠

しかし、他の有料テーマと比べると高めの価格設定になっているのは事実です。

複数サイトを運営してテーマを使いまわしている人やアフィリエイトで収益がある場合はテーマ料金も気にならないかもしれません。

しかし、初心者でサイトを1つしかもっていない人には購入時に高く感じる値段設定かなと思います。

個人サイトはサイトからの収益が得られるまで時間と忍耐が必要です。テーマ料金を回収できる人はどれほどいるでしょうか?

✖ ライセンス認証が面倒

以前は、SWELLのライセンス認証しなくてもテーマのバージョンアップができました。

SWELL ver2.5.5以降はドメインごとにライセンス認証しないとテーマのアップデートができなくなりました。

ライセンス認証自体は単純で簡単な作業で自動化されているので、大した話ではありません。

しかし、一つのサイトのデータをコピーして複数サイトを作る時に、ドメインごとに毎回認証しなければならず、しかもメールで届く認証URLの有効期限がたったの3分しかないので、メールがなかなか届かない場合は直ぐに無効になってしまいます。

最近以下のような悪質な行為が増えてきてしまいました。
・格安転売や、SWELLの導入と設定を格安で請け負うような、実質格安転売と同じような行為
・SWELLの無料配布を謳い文句にして自身のサロン・コンサルへ勧誘したり情報商材を売りつける行為
・自身の購入したSWELLを使用してサイトを制作する際に、クライアントに「購入者限定」の情報を共有する行為
こういった行為への対応策として、やむなく今回の認証システムを導入することとなりました。

https://swell-theme.com/basic-setting/8974/

悪質行為と書かれてる内容は、テーマがGPL100%ライセンスなので何ら問題はない行為だと思います。

悪質かどうかは主観の問題です。

テーマ作者が、期待しない行動がとられたことに対して、ライセンスが無いとテーマアップデートできない機能を追加したことも、GPL100%に従ったものであれば、何ら問題ないと思います。

✖ フォーラムが初心者に厳しい

SWELLは買い切りライセンスです。

なのでフォーラムにコストをかけられないのは仕方ありません。

残念なことに、SWELLのフォーラムはあまり初心者に優しいイメージがありません。

SWELLと直接関係ない内容は、定型文のコピペでさらっと流されてしまうようです。

その対応がたらい回しのように感じる人も多く、それに嫌気がさして他のテーマに切り替えた人も何人も知っています。

SWELLのフォーラムには明確なルールがあります。

  • SWELLの基本機能の範囲内でのみ、サポート可能です。
  • テーマ機能以外の部分(WordPress本体やプラグインなどの機能の範囲)に関することは、当フォーラムではなくそれぞれの適切なサポート先へご連絡ください。
  • 基本機能を超えた部分でのカスタマイズ(CSSやPHPのコードを追加する必要があるレベルのもの)に関しては、ご自身で勉強して行っていただくか、仕事として人に依頼してください。
https://users.swell-theme.com/guideline/#about_forum

このルールがあるため、簡単なCSSでのカスタマイズやフックを使ったPHPのカスタマイズ、子テーマでのカスタマイズで対応できる内容でも、回答してはいけないことになっていると思われます。

なので、フォーラムを検索してもCSSやPHPのコードでこうやって対応してくださいという回答はほぼ見かけません。

✖ 目次がjavascriptのためCLSが悪化

SWELLは記事先頭の目次をjavascriptで生成しています。

あまり話題になっていませんが、記事先頭の目次がjavscriptで作られているテーマだとコアウェブバイタルCLS指標悪化の要因になります。

ページ エクスペリエンスの構成要素はすべて重要ですが、ランキングでは、ページ エクスペリエンスの一部の要素が平均以下であっても、総合的に優れた情報を含むページが優先されます。
優れたページ エクスペリエンスが関連性の高い優れたコンテンツに勝ることはありません。 しかし、同様のコンテンツを含むページが複数ある場合は、ページ エクスペリエンスが検索ランキングで非常に重要になります。

https://developers.google.com/search/blog/2020/05/evaluating-page-experience?hl=ja

javascriptで目次が作られるまで目次の領域は高さ0ですが、javascriptで目次が作られると目次の下のコンテンツが下にシフトするためです。

Snow Monkeyでも同じようにjavascriptで目次が作られていますので、同じようにCLS悪化の問題があります。

現実問題として、ファーストビューに目次が表示されていなければCLS悪化の問題は起きませんから、アイキャッチ画像や目次前のテキストを増やすなどの本質的ではない対策でCLSの見た目の数値は改善できます。

SWELLの目次機能を使用せずに、PHPで目次を生成するプラグインやテーマを使用すればCLS悪化の問題はなくなりますが、目次生成処理は記事の文字数が多くなるとサイトの表示が遅くなる要因となり得ます。

CLS悪化を避けるためサイトの表示速度が犠牲になるなら本末転倒ですので、サイト表示高速化の観点では、javascriptの方が向いているのかもしれません。

Cocoonは、目次生成処理がPHPなので目次に起因したCLSは発生しません。

SWELLの目次機能のCLS悪化については、SWELLフォーラムで同様な質問が出ています。

PHPの目次に移行するような言及がテーマ作者よりありましたが、現時点(2022年6月)でPHPの目次生成には切り替わっていません。

目次の生成は今はスクリプトでやってるのですが、PHP側からやる方式に切り替えてみるのを検討してみます!

CLSについて(目次の表示/非表示) < SWELLに関する質問

✖ SNS count cahceに対応していない

SWELLは、SNSシェアボタンにシェア数を表示するSNS count cacheプラグインに対応していません。

CocoonSnowMonkeyにはテーマとしてSNSシェア数を表示する機能があり、SNS count cahceがインストールされている場合は、プラグインの値を参照してシェア数を表示してくれます。

SWELLにはそもそもSNSシェア数を表示する機能がありません。

また、SNSシェア数をSNS count cahceを使って表示させてほしいという要望がフォーラムでも上がってましたが、スルーされていました。

現在でもとても簡単に対応できるので、今後、SWELLがSNSシェア数やフォロワー数を表示できるようになった時には、SNS count cahceにも対応される可能性は高いと思います。

まとめ

この記事では、個人的にSWELLに対して思うところを書いてみました。

SWELLとは、主にCocoonやSnowMonkeyの優れたところ、他の有料テーマの良い点を取り入れ、デザイン性を加えたテーマだと思います。

私はSWELLの熱狂的信者ではありません。

しかし、多くのテーマを実際に使用、カスタマイズしてきた中で、公平に見てもSWELLは完成度が高くおススメなテーマの一つです。

だから購入して使っています。

SWELLの利用者が増えている理由は5つです。

  1. 単純に他よりも優れたテーマである
  2. デザインにこだわりのない企業系のブログで採用されるほどの完成度
  3. トレンドを意識した機能が組み込まれている
  4. 他のテーマからの乗り換えが簡単である
  5. GPL100%で使いまわし自由なため、複数のサイトを持つ人は複数サイトで利用

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