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エックスサーバーのWebメールにログインできない原因と対処方法
エックスサーバーからConoHa WINGにサーバー移転した際に、ネームサーバー切り替え後にエックスサーバーのWebメールにログインできなくなりました。
この記事では、エックスサーバーのWebメールにログインできない時の原因と対処方法をお伝えします。
エックスサーバーのWebメールの仕様
Webメールログイン時にMXレコードを参照しています。
エックスサーバーのWebメールは、ログイン時にMXレコードがエックスサーバーのメールサーバーか確認しています。
MXレコードが他社のメールサーバーになっていると、エックスサーバーのWebメールにログインできなくなります。
エックスサーバーから他社のサーバーに移転して、他社のネームサーバーを切り替えた場合、MXレコードが他社のメールサーバーになるので、Webメールにログインできない現象が発生します。
ネームサーバー指定がエックスサーバーになっていなくても、MXレコードがエックスサーバーのメールサーバーであればログインできます。
エックスサーバーのMXレコード設定
MXレコードにはメールサーバーが指定されています。
MXレコードはIPアドレスを指定できないので、ホスト名で指定する必要があります。
逆に言えばIPアドレスが同じなら何でもよいとも言えます。
独自ドメインを指定
MXレコードに独自ドメインを指定するのが初期設定になっています。
メールサーバーを指定
MXレコードに、sv***.xserver.jpというメールサーバーホスト名を指定しても動作します。
エックスサーバーのMXレコードを他のMXレコードと共存させる
エックスサーバーのWebメールにログインするには、MXレコードがエックスサーバーのメールサーバーになっていればいいわけです。
しかし、他サーバー移転後のMXレコードは移転先のサーバーのMXレコードが存在しているので、エックスサーバーのMXレコードが存在しないわけです。
MXレコードはpriorityを変えて複数指定できます。
priorityを下げてエックスサーバーのMXレコードを追加することで、既存のMXレコードを生かしたまま、認証用のMXレコードを共存させることができます。
メールの送受信に使われるMXレコードは複数MXレコードを登録してもpriorityが一番低いものだけです。
priorityが一番低いMXレコードを通常使うメールサーバーにしておけばメール送受信に影響はありません。
まとめ
サーバー移転後に、移転前のサーバーでWebメールにログインできなくなった場合、MXレコードが原因の可能性が高いです。
実は、エックスサーバー以外でもWebメールのログイン時にMXレコードを参照し、認証するケースは少なくありません。
送受信しないのであればMXレコードは関係ないと思いがちですが、MXレコードが影響することがあります。
その場合は、MXレコードを追加することでMXレコードの認証が通るようになります。
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