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Googleタグマネージャーを使ってポーランドからのアクセスをGA4に記録しない方法
![Flag of Poland](https://stilltalkintv.com/wp-content/uploads/2024/02/5611.jpg)
GA4のアクセス解析で急にアクセスが増え、にポーランドからの偽物のアクセスが急増している人は多いと思います。
- news.grets.store(ロシア:モスクワ)
- info.seders.website
- kar.razas.site
- rida.tokyo
- static.seders.website
- game.fertuk.site
- ofer.bartikus.site
- trast.mantero.online
他の記事でも書いたのですが、ポーランドからの急激なアクセス増加は偽物のアクセスであって、GA4タグだけを読み込むことで発生しているので、実際にサイトにアクセスがあるわけではないのがポイントです。
ですので、サーバー側でアクセスをブロックするという方法は使えません。
![](https://stilltalkintv.com/wp-content/uploads/2022/09/2665163-300x125.jpg)
GA4でのリファラー対策も不安定なケースもあるので、この記事ではGoogleタグマネージャーを使った別の方法をご紹介します。
Googleタグマネージャーを使ってない人はこちらの記事を参考にしてください。
![](https://stilltalkintv.com/wp-content/uploads/2024/02/5611-300x200.jpg)
GoogleタグマネージャーでGA4に記録したくないリファラーを除外する
GA4だけを使用している場合には使えないのですが、Googleタグマネージャー経由でGA4を使っている場合には複雑なことができます。
考え方はシンプルです。
Googleタグマネージャーはタグをトリガーする時に例外を指定することができます。
Googleタグマネージャー経由でGA4(Googleタグ)をトリガーしている場合、GA4を起動したくない場合はトリガーする条件で除外してあげればよいわけです。
トリガーする条件の例外に除外したいリファラーを指定し、条件に一致したら例外としてGA4を起動しません。
ユーザー定義変数を新規作成します
①変数をクリック
ワークスペースの左側にある変数をクリック
![](https://stilltalkintv.com/wp-content/uploads/2024/03/2024-03-03_18h24_29-1024x755.png)
②新規をクリック
![](https://stilltalkintv.com/wp-content/uploads/2024/03/2024-03-03_18h25_00.png)
③変数タイプを選択をクリック
変数タイプを選択して設定を開始の付近をクリック
![](https://stilltalkintv.com/wp-content/uploads/2024/03/2024-03-03_18h25_30-1024x599.png)
④変数タイプを選択
HTTP参照をクリック
![](https://stilltalkintv.com/wp-content/uploads/2024/03/2024-03-03_18h25_40-1024x760.png)
⑤変数の設定を行う
- 要素タイプ:ホスト名
- wwwを削除にチェック
- 保存をクリック
![](https://stilltalkintv.com/wp-content/uploads/2024/03/2024-03-03_18h26_23-1024x474.png)
⑥ユーザー定義変数に追加されたことを確認
![](https://stilltalkintv.com/wp-content/uploads/2024/03/2024-03-03_18h26_42.png)
トリガーを新規作成
①トリガーをクリック
ワークスペースの左側にあるトリガーをクリック⇒新規作成をクリック
![](https://stilltalkintv.com/wp-content/uploads/2024/03/2024-03-03_18h27_16.png)
②トリガーのタイプを選択をクリック
トリガーのタイプを選択して設定を開始の付近をクリック
![](https://stilltalkintv.com/wp-content/uploads/2024/03/2024-03-03_18h27_28-1024x512.png)
③トリガーのタイプを選択
初期化をクリック
![](https://stilltalkintv.com/wp-content/uploads/2024/03/2024-03-03_18h27_54-1024x736.png)
④トリガーの設定を行う
トリガー名はわかりやすい名前でよい:Block Ghost Traffic Trigger
このトリガーの発生場所:一部の初期化イベント
- HTTP参照
- 含む
- news.grets.store|info.seders.website|ofer.bartikus.site|game.fertuk.site|garold.dertus.site|kar.razas.site
![](https://stilltalkintv.com/wp-content/uploads/2024/03/2024-03-03_18h37_08-1024x414.png)
除外するホスト名は、一行に1ホスト名の指定でもいいが、|(パイプ)でつなげばOR条件として1行で書ける。
GA4タグの例外を設定する
①タグをクリック
ワークスペースの左側にあるタグをクリック⇒タイプがGoogleタグ(GA4)のもをクリック
![](https://stilltalkintv.com/wp-content/uploads/2024/03/2024-03-03_19h12_14-1024x664.png)
②トリガーの例外を追加
トリガー領域にある例外を追加をクリック
![](https://stilltalkintv.com/wp-content/uploads/2024/03/2024-03-03_18h39_09-1024x735.png)
③トリガーの例外が追加されたことを確認
![](https://stilltalkintv.com/wp-content/uploads/2024/03/2024-03-03_18h39_29-1024x794.png)
ワークスペースを公開する
タグマネージャーを使っている他のサイトに簡単に設定する方法
タグマネージャーは設定をエクスポートできるので、一つのサイトに設定した内容を他のサイトに適用するのは簡単です。
コンテナをエクスポートする
①管理⇒コンテナのエクスポートをクリック
![](https://stilltalkintv.com/wp-content/uploads/2024/03/2024-03-04_11h33_29-1024x678.png)
②トリガーと変数をエクスポート
Block Ghost Trafic TriggerとHTTP参照をチェック
![](https://stilltalkintv.com/wp-content/uploads/2024/03/2024-03-04_11h34_26.png)
コンテナをインポートする
③管理⇒コンテナのインポートをクリック
![](https://stilltalkintv.com/wp-content/uploads/2024/03/2024-03-04_11h33_29-1-1024x678.png)
④管理⇒コンテナのエクスポートをクリック
コンテナファイルを選択 | エクスポートしたjsonファイル |
ワークスペースを選択 | 既存⇒Default Workspace(違う場合はそれを選ぶ) |
インポートオプションを選択 | 統合 |
矛盾するタグ、トリガー、変数を上書きする |
![](https://stilltalkintv.com/wp-content/uploads/2024/03/2024-03-04_11h33_49-1024x792.png)
Googleタグに例外のトリガーを設定
⑤Googleタグにインポートしたトリガーを例外として追加
[タグ]⇒Googleタグをクリック
例外を追加をクリック
![](https://stilltalkintv.com/wp-content/uploads/2024/03/2024-03-03_18h39_09-1024x735.png)
⑥例外に追加されていることを確認
![](https://stilltalkintv.com/wp-content/uploads/2024/03/2024-03-03_18h39_29-1024x794.png)
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まとめ
GA4でリファラーを除外する方法だと、GA4が起動した後の処理になりますので、思ったような動きをしないことが多いです。
Googleタグマネージャーを使ってGA4をトリガーするのであれば、トリガーしない例外を追加してあげればGA4そのものが起動しなくなるのでデータ収集が行われません。
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