この記事は約3分で読めます。
本文は約1750文字です
Cloudflareのレンタルサーバーを契約できるのはどこ?

サイトのデータをCloudflareで配信しているサイトの話を聞いたことがあるかもしれません。
また、無料のCloudflareを使ってサイトデータを高速に配信しているという記事をよく見かけますよね。
初心者の方は、Cloudflareというレンタルサーバーがあると思っているかもしれません。
結論から言います。
Cloudflareはレンタルサーバーを提供していません。
Cloudflareはレンタルサーバーを提供していない
Cloudflareは高速なCDNを提供しているサービスです。
CDNはサイトのデータをエッジサーバーにキャッシュして、レンタルサーバーの代わりに世界中に配信してくれるサービスです。
CDNはあくまでのキャッシュサーバーを提供しているだけですので、メインのサーバーは自分で用意する必要があります。
もし、Cloudflareのネームサーバーを使用しているサーバーから配信しているサイトがあったとしても、Cloudflareのレンタルサーバーを使っていることはあり得ません。
サーバーIPがCloudflareになっているカラクリ
CloudflareはIP Proxyを提供しています。
IP Proxyというのは、IPアドレスをCloudflareのIPアドレスに置き換えるものです。
Cloudflare CDNを使ってサイトデータを配信しているサイトは、IP Proxyを使っているためIPアドレスがCloudflareのIPアドレスに偽装されます。
もちろんネームサーバーもCloudflareのネームサーバーを使用していますので、どのサーバーを使っているのかは完全に隠されています。
IP Proxyがある理由はDDOS攻撃をされないためやプライバシーの問題のためということです。
Cloudflare CDNを使うメリットは?
恐ろしいことにCloudflare CDNは無料から使えます。
そして無料プランでも十分に使えます。
初期状態だと、HTMLサイトや静的アセット以外はCDNにキャッシュされないのでWordpressサイトの場合はCDN経由で配信されません。
しかし、プラグインと組み合わせることでWordpressサイトでもCDNにキャッシュしてもらうことは可能です。
また、サーバーのIPアドレスを隠すことができますので、アダルト系のサイトでもよく使われています。

Coudflareを使うデメリットは?
Clludflareを使う場合は、Cloudfalreのネームサーバーに切り替える必要があります。
DNSテーブルをCloudflareのネームサーバーに作成する必要がありますので、その部分が初心者には難しいと思います。
一応、DNSテーブルをインポートする機能はありますが、不安定なので、インポートした状態を自分で判断できない場合は、使用するとサイトが表示されなくなりますので注意が必要です。
また、Googleアドセンスとの組み合わせで相性が悪く、アドセンスの収益が下がるという話もありますので、アドセンスを導入している場合は、ご利用のサーバーを確認した方がよいです。


まとめ
Cloudflareはドメインは提供しているがレンタルサーバーは提供していません。
サーバーIPがCloudflareになっているのはIP Proxyによるものです。
ところで、Cloudflareのドメインは、原価で提供されているので基本的には最安です。
しかし、ドメイン事業者のマーケット戦略でドメイン原価以下で販売されているのが日本のドメイン事業者ですので、単純にCluodflareのドメインが安いわけではない点、注意が必要です。

コメント